初めてJavaのプログラミングを始めるなら基本形をおさえよう

Javaの基本形をマスターする

初めてJavaプログラミングを勉強する際には、ネットや本を見ながらその基本形を学ぶことになります。ですが、これは文系の人だけに限りませんが、書かれている基本の形をいつまでも見続けていたとしても、それを習得することはできません。基本形を理解するためには、以下の手順を見ながら実際にプログラムを作ってみることが大事なのです。
1.ワープロやテキストエディタを起動し、「Test.java」という名前の「java」を拡張子とするテキストファイルを保存します。
2.Windowsの人は、Windowsのプログラムを実行することが可能である「MS-DOSプロンプト」または「コマンドプロンプト」を起動します。MacOSの人は、Macでプログラミングを行う際には必須となる「ターミナル（Terminal）」を起動します。
3.cdコマンドを使って先程作成したテキストファイルに移動し、「javac Test.java」を実行します。Windowsを使用している人は、C:ディスクのルート上に「java」フォルダがあります。その中に「mydate」フォルダを作って保存していたとすると、「cd \java\mydata」で移動になります。Mac OS Xの人が「mydate」をホームディレクトリ内に作り保存したとすると、「cd mydata」で移動することになります。
以上の工程を経てエラーが出なければ問題なく実行されたということで、次の「プログラムの実行」に移ります。

プログラムを実行して正常に作動するかを確認する

次は、cd命令を使用して保存したファイルまで移動し、「java Test」を実行します。実は、たったこれだけの作業をするだけで、作ったプログラムを実行することができるのです。実行すると、プロンプト又はターミナルのウインドウ内に自分で書いた文字が出力されます。特に問題がなければそのように正しく動くわけですが、中には上手く動かないこともあります。そのようなときは、以下の点に注目しながらチェックをしていきましょう。
1.Javaでは大文字と小文字は全く別の字という認識をするため、大文字・小文字の打ち間違いがないかを確認します。加えて、全て半角英数で書かれているかもチェックします。
2.テキストファイルの名前が「Test.java」以外の場合は正すことが必要です。
3.環境変数に「classpath」が設定されていないかを確認します。最近のWindowsユーザーはこれに引っかかってしまうことが多いので、動かないと思ったらここもチェックすることが必要です。